鴨鍋料理はどこの県が発祥なのか?
鴨鍋料理はどこの県が発祥なのか?
最近、冬になると多くの飲食店である料理が用意をされるようになっています。それは鴨鍋というもので、おもに味噌や醤油仕立ての出汁で煮込まれるものです。ここではこの鍋料理の発祥について、簡単に解説をしてきましょう。もともとは京都府一帯で食べられていた鴨鍋は、平安時代には庶民の大切なたんぱく源になっていました。いまではスーパーで年間を通して鴨肉は売られていますが、1980年代頃までは冬の2か月間程度しか狩猟をされておらず、その地域が丹波地方です。発祥は農民の質素な鍋でしたが、1990年代頃になると養鶏場でアイガモを生み出すことができました。ここから一気に全国区となり、現在に至ります。鴨鍋は九州では一度肉を炭火焼にしてから具材にされており、焼き鳥鍋という名称で親しまれてるわけです。関東一帯だと醤油をベースにしたスープで、関西は味噌になります。鴨鍋といっても地方でさまざまなスタイルで構成をされています。
本格的な味を楽しむ!おいしい鴨鍋の作り方
鴨鍋の作り方のポイントは鴨肉の選び方です。スライス済みのお肉は厚みが均一なので、火を通しやすいのが特徴。鴨鍋に適した0.8〜1cm程度の厚みが最適です。まずは昆布だしを準備します。15cm程度の長さの昆布を水3カップの中に浸して、1〜2時間程度置きます。昆布だしに醤油大さじ4・酒大さじ4・砂糖大さじ2を加えて中火にかけます。昆布を使ってだしを取っている場合は、沸騰直前に昆布を取り出してください。フライパンに脂身が多い一切れを入れて熱し、脂が出てきたら長ネギを入れて焼き目がつくまで炒めます。沸騰させただし汁に長ネギを入れて、中火で煮ます。長ネギ以外の食材を使いたい場合は、このタイミングで入れてください。長ネギが煮立ったらネギの上に鴨肉をのせて、ふたをして1分程度煮込みましょう。鴨肉は食べる分だけ少しずつ鍋で火を通します。お肉が白みがかかったピンク色に変化したら食べ頃です。鴨肉は火を通しすぎると、かたくなってしまうので注意しましょう。